メンバー紹介

1)共同創業者挨拶(マーチン・カナボ ハイケアーパリ)

この場をお借りして、皆さまにご挨拶申し上げます。代表のマーチン・カナボです。合同会社ハイケアーアカルイは、2011年の東日本大震災後、経済の低迷により疲弊困窮していた日本の技術系企業を支援すべく、日本に思い入れの深い友人たちと立ち上げた非営利グループをルーツとしております。ジェイ・ペンスケ、デリック・ミルズによる多大な支援の元、2014年5月にクリスチャン・ジョーゲンセンと私で創業して以来、ハイケアーメンバーのアイデアと日本のモノづくり職人さんたちとの技術の融合により、小規模ながら独創性に富んだ商品を開発、提供して参りました。

ハイケアーのメンバーは皆、若かりし頃に日本を訪れ、そのユニークな文化に触れ、一生忘れることのできない素晴らしい思い出を心に刻んだものばかりです。日本で育んだ友人関係は、長い年月が経過し、実際に対面する機会になかなか恵まれない現在も、なんら色あせることはありません。私たちは新たな商品開発へ向けた意見交換を日々精力的に行っております。特に近い将来に到来が予想される水素社会を見据え、エネルギー以外のニッチ分野での水素の活用方法の創出、ゼロエミッションを前提とした関連機器の開発、汎用化に、他社とは異なる独自の視点から意欲的に取り組んでおります。

大量生産品とは一味違って長期間ご愛用いただける、ユニークかつ高品位な商品の提供を通して、ささやかながら社会に貢献していきたいと考えておりますので、今後ともハイケアーアカルイを何卒宜しくお願い致します。

2)共同創業者挨拶(クリスチャン・ジョーゲンセン ハイケアーデンマーク)

尊敬するパートナーの皆様、そして友人の皆様

HyCareでは、常にイノベーションの力を信じてまいりました。そして、水素との歩みはその信念の中核をなすものです。当社の目標は、創業当初から変わらず、水素の特性を活かした製品を設計・製造し、産業の発展と日常生活の向上に貢献することでした。水素の優れた特性により、私たちは具体的な成果をもたらし、日々の体験を豊かにするソリューションを開発することができました。
革新的なデバイスにおける水素の膨大な可能性を探求し続ける中で、私はHyCareがこの魅力的で将来性豊かな分野をリードし続けることに全力を尽くす所存です。東京で製造される当社の製品は、私たちのアイデンティティの核心である精密さ、職人技、そして献身を体現しています。一つ一つのイノベーションには、先進的な水素技術をお客様にお届けしたいという私たちの情熱が込められています。
これからも共に発見とイノベーションの旅を続けていく中で、皆様の変わらぬ信頼とご支援に心より感謝申し上げます。

ハンズ・クリスチャン

3)ハイケアーロンドン代表 ストーリー紹介(サム・ウェブ)

サム・ウェブは、グローバルファッション業界で成功の代名詞であり、男性モデル業界のトップに約20年間君臨してきました。イングランドのバーミンガムで生まれたサムのキャリアは、2006年にSelect Model Managementにスカウトされたことから始まりました。その瞬間から、彼の名声への道のりは迅速かつ類を見ないものでした。
サムは瞬く間に人気者となり、ドルチェ&ガッバーナ、アルマーニ、ベルスタッフ、カルバン・クラインなど、世界的に著名なブランドとの契約を獲得いたしました。

彼のブレイクスルーは、スティーブン・クラインが撮影したドルチェ&ガッバーナのキャンペーンで、アダム・セン、デビッド・ガンディ、ノア・ミルズといった有名モデルと共演したことでした。この重要なきっかけは、この高級ブランドとの長期的なコラボレーションの始まりとなり、2021年にはシャロン・ストーンとのグローバルキャンペーンにも出演しています。
彼の作品は、ヴォーグ・イタリア、ヴォーグ・オム、GQ、GQスタイルなどのエリート出版メディアを飾ってきました。Models.comで「マネー」ガイとして認められたサムのキャリアは、業界の最高峰での継続的な成功が反映されています。ブルース・ウェーバー、ジャンパオロ・スグーラ、モレリ兄弟など著名な写真家と仕事をし、その多才さはディーゼル、シュウェップス、ガルニエなどのブランドのテレビCMにも及んでいます。

グローバルファッションアイコンからHyCareのイノベーションリーダーへ

サムのキャリアは、9年前にHyCare Londonとパートナーシップを組んだことで戦略的な転換を遂げました。当初は同社の水素を活用した医療業界向け商品等のプロモーションでコラボレーションし、水素技術の変革的な可能性について直接的な洞察を得たのです。この経験が、より広範な応用への関心を喚起し、次の事業の基礎を築きました。
サムはHyCare製品の日々の愛用を通して、HyCareの水素技術に興味を持ち、HyCareメンバー達と親密な交流を図ることで、その理論そして活用機器にも習熟するようになり、スポーツ、特にボクシングにおける豊かな経験を通して、アスリートのリカバリー(回復)における切実なニーズを把握していた彼は、様々な独自のアイデアを提起するまでになりました。サムの父親は元英国陸軍ヘビー級ボクシングチャンピオンであり、後遺症に悩む父親の姿を見て育った彼が、アスリートが日々直面する怪我の回復と炎症の課題に対するソリューションを模索し構想することは、必然と呼べるものでした。
この構想は、水素技術を活用した最先端のリカバリーツール、HYDRO Charge Freeze Force Mitt(ハイドロミット)の創造へと結実しました。このMittは、冷凍庫等を一切必要とせず、プラスチック等の廃棄物を一切発生させず、水素をリチャージすることで永続的に冷却効果を提供し、回復を加速させパフォーマンスを向上させる、世界中のアスリートのための実用的な次世代ソリューションです。Hycare Londonとして、サムはこの革新的な製品を市場に投入する上で非常に重要な役割を果たしてきました。

イノベーションのチャンピオンへ

グローバルファッションの舞台から HyCare Londonのイノベーションの最前線への旅は、適応力、ビジョン、目的を体現しています。

近い将来に期待される水素社会の到来を見据え、水素インフラの整備を待つことなく、水素を活用した機器類の開発を今後も積極的に推進し、10年後のイノベーションのチャンピオンをサムは目指します。
スタイルとイノベーションの両方の大使として、サムは HyCare が象徴するもの、つまり、”個人が最高のパフォーマンスを発揮できるよう支援する、画期的で持続可能なソリューションの提供”を体現しています。彼の物語は、専門性、直感、そして情熱が融合したときに可能となる比類なき成果の証なのです。

4)ハイケアースペイン代表 ストーリー紹介(アンドレス・ベレンコソ)

coming soon

5)エグゼクティブプロデューサー ストーリー紹介(トライコ・ムラデノブ ハイケアーブルガリア)

こんにちは、トライコ・ムラデノブです。東日本大震災から日も浅い2012年1月、まだまだ友人の多くが来日を避ける中、初めて日本を訪れてはや十余年、気がつけばすっかり日本の虜になり、日本大好き“ガイジン”になっていました。

代表のマーチンとは日本での所属事務所が一緒なので、ハイケアーのことは聞き知っていましたが、実際に活動にかかわり始めたのは2018年頃からで、ボロボロになった車のカギを職人さん達に修理してもらったのがきっかけでした。

母国のブルガリアでは日頃からDIYを楽しんでいるのですが、ある時、日本のマキタ製の用具を購入し、持ち帰って使用したところ、使い勝手が抜群に良かったので、大ファンになりました。さらに、同じ日本メーカーの製品でもメイドインジャパン品のクオリティーが抜きんでていることに気づき、いま使用している用具の主だったものは全てマキタのメイドインジャパン品です。ショベルカーなどはクボタ製です。

そんな私が日本のモノづくりに興味を持ったのは、ごく自然な成り行きでした。日本でいつも滞在している場所から自転車で30分ほどのところにモノづくりの職人さんたちが集っている地区があり、なんでもすぐに修理してもらえると聞き、ハイケアーのメンバーに連れて行ってもらったところ、少しおしゃべりしている間にカギが新品同様になったのです。それからというもの、時間があればこの地区を訪れて様々な職人さんたちとお会いし、親交を深めると同時に技術について学び、ときには実際の作業をお手伝いさせていただいているうちに、ハイケアーが行っている活動の趣旨を徐々に理解するようになりました。

ところで皆さんは、こんなに素晴らしい日本のモノづくりの職人さんたちが存続の危機に瀕していることをご存知でしょうか?ハイケアー製品の製造に協力してくださっている職人さんたちは、会社の代表を兼任されているのですが、その多くが後継者問題などに悩まされていて、自分の代での廃業を覚悟されているのです。半世紀以上の歳月を費やして研鑽してきた素晴らしい技術や伝統が、人知れず失われていくとしたら、まことに残念としか言いようがありません。

私が聞いた限りでは、職人さんたちの技術は、日進月歩の最先端技術や最新設備、専用機器などで置き換えることも不可能ではなく、失われたからといって深刻な問題を生じさせることはないそうです(もちろん中には想像を絶した超能力のような技術をお持ちの唯一無二の職人さんもおられますが)。でも、職人さんたちはメンテナンスの行き届いた40年、50年来の汎用機器を手足のように駆使して、10種類、いや20種類以上の最新装置や専用機器に匹敵する作業をこなすことができるのです。また、職人さんたちは、品質について、要求スペックを遥かに上回る独自の規範をみずからに課すことで、常により良いものの提供を心がけておられるのです。

ハイケアーに最も貢献してくださった旋盤職人の浪川さんが、今年の3月にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

10年間、本当にありがとうございました。

日本の友人たちは「モノづくりなんて過去の話で、今はみんな中国だし、最先端の半導体は台湾が断トツ、美容は韓国が世界一だよ」、「日本は無意味な過剰品質を追求していたから売れなくなったんだよ 」などと言います。確かにそういう側面はあるのかもしれませんが、日本の職人さんたちの技術や品質向上へのひたむきで真摯な姿勢が、メイドインジャパンのクオリティーを長年下支えしてきたように私には思えますし、日本に限らず世界各地の現場で、同じように職人さん達が一生懸命モノづくりを下支えしているのだと思います。でも、この職人さんたちの美質が失われてしまったら、そのときこそ日本の技能の伝統は本当に途絶えてしまうような気がします。

なるほど、効率を極限まで追求した最先端のAI無人工場などで生産された商品にも、未来を感じさせ、人をワクワクさせる大きな魅力があります。それこそが中国や台湾、韓国の躍進の原動力でしょう。でも、使いこむことで愛着が増していく日用品については、私なら、日本の職人さんが手掛けた製品のように作り手の気持ちのこもった特別なものを選びたいです。

私は高校まで走り幅跳びと三段跳びの選手でした。卒業後、ナショナルスポーツアカデミーに進み、運動生理学、リハビリテーションなどを学び、スポーツコーチングの教職免許を取得しました。また、18歳からファッションモデルを始め、アカデミー卒業後の23歳からは海外に活動の場を広げ、現在に至るまでモデル業で生計を立てています。人に見られるという仕事柄、美容については人並み以上の知識と経験があると自負しています。これまでのキャリアを通して、いくつかのアイデアがあったので、ハイケアーで具体的な形にしようとチャレンジしてきたのですが、思い描いた通りに機能する機器を実際に生み出すとなると本当に難しく、残念ながら未だに商品化には至っていません。でも、自分のアイデアをハイケアーの仲間や職人さんたちと共同で実現するという作業は本当に楽しく、失敗を数えきれないほど繰り返しても、熱意は高まるばかりです。

ご縁があって、ある溶接職人さんと懇意にさせていただいています。技術の高さで有名な方ですが、この方が「職人として一人前になるには少なくとも20年はかかる。技術を高めるには失敗を繰り返して精進するしかない」とおっしゃっていました。これからも粘り強くチャレンジを続け、いつか必ず皆さんに愛着をもって使用していただけるような商品をご提供いたしますので、どうぞご期待ください!

4)ティム(ディレクター)紹介 ハイケアーベルギー

こんにちは、ティムです。ハイドロポッド10のアッセンブリーを担当してきました。また、トライコとサウレと相談して、ハイドロアイを作りました。プロモーションビデオやスチールは、僕の自宅で愛犬と撮影したものです。ビデオに出てくる商品は、実際に使用しているものなので、僕の水素生活が少しでも皆さんに伝われば嬉しいです。

ハイケア製品を皆さんに使っていただけたら本当に光栄です。これからもハイケアをよろしくお願いします